こんにちは、ご無沙汰しております!会長のハムタマゴサンドです!
日本を襲っている新型コロナウイルス。まだまだその渦中にあり特撮研究会としてもなかなか集まっての活動には目処が立っていない状況ですが、新歓で集まった新入生も交え、オンラインで3回ほど布教会を実施するなど大いに盛り上がっております!
各回テーマを決め、互いに勧め合って新たな出会いを楽しんでおります!
私は会員にオススメされた『ガメラ2』を無料配信で視聴し、その迫力に感動。無料配信期間中に3も見なければ!と言いながら課題に追われてなかなか見る時間がない状況ではあります…。(絶対見るけど!)
さて!こんなご時世ですが、現在youtubeの円谷プロ公式チャンネルより「STAY HOME WITH ULTRAMAN」と銘打って無料で、元気が出たり感動したりする名作品が毎週日曜日に配信されております!
このチョイスがウルトラファンには毎週素晴らしくて…(ここまでのエース、初代マン、マックスも最高ですよ…)、是非皆さんにも見てもらいたいです!
今週の配信は私の最推し作品、『ウルトラマンメビウス』。
第33話「青い火の女」が配信されました!
私は推しが公式から出る!だけのことで、タイトルロールやOPの時点で泣きそうになりました…。
考察と言えるほど語れませんが、しっかり紹介できればな~と思います!

作品を語る前にウルトラマンメビウスに関して少しご紹介を。
2006年に放送開始された本作品は、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品として歴代のレジェンドヒーロー&オリジナルキャスト出演が目玉となっています。
もちろん魅力はそこだけではありません。宇宙警備隊のルーキーとしてM78星雲光の国から地球へと派遣されたメビウスは、未熟ながらも地球で出会った仲間達とぶつかり合い、励まし合い、大きく成長していきます。
人間ドラマ、特撮、過去のウルトラ作品の伏線回収などなど魅力は沢山ありますが、これ以上はネタバレになるのでやめておきます…。
とにかく!私から言えることは、
最高に素晴らしい作品なので、ウルトラマンを見たことのない人もぜひ触れてみて欲しい!!!!
ということ。

では今週配信された、第33話「青い火の女」について詳しくみていきましょう。
メビウス=ヒビノミライが所属するCREW GUYSの一員、クゼテッペイ隊員は医者の卵として大学で学びながら怪獣や宇宙人と戦っていました。
その彼が大学で出会ったミサという女性は1週間ほど前に青い火の玉に襲われ、自らの意思をコントロールできずに周囲を発火させてしまうという奇妙な症状を発してしまいます。
ミサに一目惚れ(?)したテッペイは彼女を助けるために奔走する…、こうして話は展開していきます。
ストーリーを長々語るよりも見てもらった方が感動も倍増しだと思いますので、ぜひコチラからご覧ください!(円谷プロ公式チャンネル様、リンクお借りします。)
とりあえず一回見てみましょうよ!
さてさてあらすじはこのあたりにして、この話の見どころや私のお気に入り要素をいくつか紹介したいと思います!
〈迫力ある特撮シーン!〉
まずはウルトラ作品最大の見所である巨大特撮シーンから。
今回に関しては人魂怪獣フェミゴンが暴れ回るコンビナートの場面ですね。
対決シーンの周囲の発火は実際に炎を使っており、その迫力から悲壮感すら感じさせます。惜しみなく火を使うの私は大好きですね…。
コンビナートのミニチュアも細部まで美しく、メビウスとフェミゴンを際立たせます。
〈夜景に映えるウルトラマン!〉
これは私の個人的な好みなのですが、ウルトラマン+夜景は最強だと思っています(ジードの第1話とか好きすぎるんですよね…)。
カラータイマーと目に灯る光が夜中の闇の中で輝き、周囲のライトアップされたミニチュアとともに美しく映えるんですよ…。光線技の明るさや、そこから生まれる陰影も精巧に表現されていて今回の話も美しさあっぱれといった感じです。
夜景でのメビュームシュートのエフェクトもまた綺麗です。
〈ミライとテッペイの真っ直ぐな思い〉
続いてストーリー面。
医者の卵としてミサを助けたい一心のテッペイが、コンビナート職員を救うためミサ=フェミゴンに必殺技・メビュームシュートを打ち込もうとしたメビウス=ミライを非難する場面。
「ミサを助けたい」という思いと、「人類のため」戦うという思い。2つの真っ直ぐな思いがぶつかり合うシーンは、青春ドラマ的な要素の多い『ウルトラマンメビウス』という作品を象徴しています。しかしまたここで素直に謝るミライ君がホントに素敵で…。こんな純粋な人間(正確には宇宙人だけど)になりたいものです…。
どちらの思いも観点によって「正しい」のでもどかしい。ここであの名言が飛び出すのです…。
〈サコミズ隊長の名セリフ〉
解決の糸口すら見つからず苦悩するテッペイのもとへ、GUYSのサコミズ隊長がやってきます。
「医者もGUYSも、同じ人の命を守る仕事だ、前にお母さんにそう言ったそうだね。」
「ただ、どんな優れた医者だって、全ての患者さんを救えるわけじゃない。悲しい結果を受け止めるときもあるよね。」
「どんな結果が待っていようと、あきらめず、最後の最後まで精一杯頑張る。人の命を守る仕事ってのは、そういうことじゃないのかな。」
この台詞こそ今回のお話最大の見所。新型コロナウイルスと戦う医療関係者の方々に改めて感謝を申し上げたいなと感じました。
サコミズ隊長は隊員一人ひとりに寄り添い、そっと背中を押してくれる私の理想の上司No.1です。さすが、地球を守るチームのリーダーは違います。
思いを新たにしたテッペイは、ミライに謝罪しフェミゴンとミサを分離する手段を発見し武器を開発。ミライとともに見事に彼女を救い出すことに成功します。
〈テッペイの優しさ〉
退院したミサの元へ花束とともに向かったテッペイでしたが、彼女はフェミゴンに憑依されていた間の記憶を失い、テッペイの存在すら忘れてしまっていました。
ミライは「テッペイさん。これで…よかったのでしょうか。」とテッペイに尋ねます。そこでのテッペイさんの涙まじりの優しさがまた、素敵なのです。(個人的にはこのときのBGMが最高にマッチングしてて好きです)
「僕らはベストを尽くした。そして彼女を救った。約束を果たしたんだ。
それで十分じゃないか。たとえ何の代償がなくても、最後まで頑張る。
医者も、GUYSも、それに…ウルトラマンもね。」
昨今心ない言葉が誰かを傷つけてしまうニュースが目立ちます。
エースでも、ガイアでも語られていますが、「優しさを失わず許すこと」。
実践するのは難しいですが、テッペイの台詞を聞いて改めて心に刻みました。
DVDの流れの中で見るのでなく、この一話をピックアップしてみてみるとこれは隠れた名作回だ!と感じました。ありとあらゆる要素が30分の中で綺麗に完結していて、このご時世に素敵な作品をチョイスした円谷プロはさすがだ!(まあ当たり前なんですけど)と思いました。
改めて視聴はコチラから!!!(2度目の布教)
レジェンドヒーローの客演が魅力のメビウスですが、こうした単体の話も心温まる内容が多く、何度見ても感動してしまいます。
是非この機会に私の最大の推し、『ウルトラマンメビウス』をはじめから視聴してほしいと思います!
長々と語ってしまいましたが、今回は以上です!
新型コロナウイルスに負けず、特撮作品をしっかり楽しんでまた元気な活動報告ができればな!と考えておりますので、今後とも名古屋大学特撮研究会を宜しくお願いします!
以上、会長からでした~。