『ウルトラマンメビウス』第29話「別れの日」

『ウルトラマンメビウス』第29話「別れの日」

こんにちは~!会長のハムタマゴサンドです!
皆様いかがお過ごしでしょうか?

我が大学もオンライン春学期が終了し、会員達も多くが夏休みに突入しました。
新入生は初めての2ヶ月夏休みかな?コロナ渦ですが、存分におうちで特撮を楽しんでほしいですね~!

近所にキラメイジャーが来ていたので会いに行ってきました!

のんびり構えている私もオンライン就活でそれどころではないのですが…、まあ今は就活のことは忘れて!
本日は『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』の応援配信として8/21(金)に配信されました、『ウルトラマンメビウス』第29話「別れの日」について語っていきたいと思います!
(ちなみに劇場版タイガも見に行ってきましたが、素晴らしい作品でしたよ!)

本当は第29話「別れの日」と、8/28(金)配信予定の第30話「約束の炎」をセットで1本書こうと思ったのですが、長くなりそうなので2回に分けます(あくまで予定なので書けないかもしれません…、来週の自分頑張れ!)。

タイトルがOPの冒頭に入るのもいいんだよね~

『ウルトラマンメビウス』本編としては、折り返し地点の重要な回です。

M78星雲光の国にいる、ウルトラの父、ウルトラの母から「帰還命令」を受けたメビウス=ミライ。その理由は、これから地球に訪れる脅威と戦ったらメビウスは確実に命を落とす、としたためでした。

これを受けミライはCREW GUYSのメンバー一人一人に挨拶をして回ります…。文字面だと素っ気ないですが、これが切なくて切なくて…。
CREW GUYSをやめるのではないか、と感じたメンバーたちが、ミライにその理由を問うたそのとき、突如インペライザーが出現します。このインペライザーこそ、メビウスが命を落としてしまうとされる「途方もない脅威」の先兵だったのです…。こうして物語は展開していきます。

展開に関しては以下のリンクからご視聴頂いたほうがよいかと…。
私の文章ではストーリーを説明しきれないので…。
youtu.be/niy9boetg6M

さて、ではいくつかの観点に分けて語って参ります。

〈安定の迫力、特撮シーン!〉
この回も市街地で戦闘が開始されるため、特撮(主にミニチュア)が本当に素晴らしいです!
個人的にオススメなのが、

こちらのカット。
信号機とメビウスのサイズ感がわかり、かつこのカットでカラータイマーが光る演出はより危機感を感じさせます。
またメビウスの目の光が(たぶん日光を考慮したアングルなので)やや暗めになっているところもポイント。
通常明るく灯る目の光をやや暗く映すことで、「大丈夫か…?これ勝てるのか?」といった少し不気味な雰囲気を感じさせます。

あとタロウ教官登場の際の布団干してある団地(?)のカットも好きですね~。
たしか『ウルトラマンタロウ』本編でも似たようなカットがあった気が…。

もちろん、市街地内の看板の凝り具合も見所です!


〈無双鉄神インペライザーの魅力!〉
この回を語る上で欠かせない存在が、この恐ろしいロボット兵器・インペライザーです!

2019年1月、ひらかたパークのウルフェスにて撮影。

三連装ガトリングガンに加え、両肩のビーム砲から恐ろしいほどの攻撃力を発揮します。
加えてテレポート能力、ロボット特有の強靱な装甲、仮にその一部を破壊されても再生する能力、特に腕に関しては大剣となり復活するとんでもないロボットです。
機械的な音を立てながら歩く不気味な様子も、インペライザーの威圧感を際立てます。

そして何よりこのデザイン!
シンプルで昭和な雰囲気を醸し出しながらも、どこか近未来的な新しさも感じさせるデザインには、毎度惚れ惚れしてしまいます…。
私は放送当時一目惚れしたこともあり、今でも大好きなウルトラロボットです!
(ウルバトでも始めてすぐに育てました…。)


〈最大の見所、ウルトラマンタロウ登場!!!〉
この回最大の見所は、何と言ってもウルトラマンタロウの登場シーン。

ウルトラの父・母からの命を受け、メビウスの代わりに地球を守ろうとやってきたタロウ。
メビウスブレイブにトドメを刺そうとするインペライザーに対し、ストリウム光線を打ち込んで登場する場面は圧巻です!

それだけでなく、『ウルトラマンタロウ』本編でも度々使用する、スワローキックを新たに撮り直したアクションカットがまた美しいのです!

キャラクターとしても、ウルトラ6兄弟の中の「末っ子の甘えん坊」から脱却し、教官ポジションとして頼れる存在となっています!
それを象徴するのがこちらのシーン。

慎重に…。

インペライザーの上半身をストリウム光線で破壊したタロウ。
下半身のみとなったインペライザーですが、少し歩みを見せ、のちにテレポートして姿を消します。

テレポートしたのちも、(結果的には退散するのですが)インペライザーが周囲に現れないか警戒するこの場面。
油断することなく、冷静かつ慎重なタロウの姿が見て取れます。

放送当時は『メビウス』本編に、ウルトラ兄弟が客演し(地球に降り立っ)た!!!と盛り上がった記憶があります(毎週録画にしていながら、この回の録画ができていなかったとはつゆ知らず…)。
あの頃Twitterがあったら、「タロウ教官」トレンド入り確実だったろうになあ…。


〈音楽の魅力〉
この回、音楽も素晴らしいのです。

帰還命令を受け、CREW GUYSのメンバー一人一人にお守りを渡す場面、ほとんど音楽が使われていません。
ここまでの28話の、ほぼハッピーエンドで終わってきた雰囲気と異なり、違和感・切なさ・「本当に帰っちゃうの…?」みたいな空気感を”無音”で創出する技術には脱帽です。

他にも印象的に音楽が使われている場面があります。

CREW GUYSのメンバー・リュウが、インペライザーに敗れ消えたメビウス=ミライの姿を探す場面。
ウルトラマンタロウがインペライザーとの戦闘を有利に進める場面。

この2つの場面が交互に描かれるのですが、前者は悲愴感溢れるBGM、後者は勇敢でテンションの上がるBGMが流れます。
この対極的な2種類の音楽が交互に流れると、不思議なものでタロウが優位に戦っていながらも、「ミライはどうなってしまったのか」とどこかモヤモヤした感情が沸き起こります(私がネガティブだからですかね?)。

ちなみに『メビウス』の10周年記念のサントラコンプリートボックスをつい先日購入したのですが、素晴らしすぎて泣きそうです…。
ネット購入ながらしっかり経済回しました!!!

高かったけど買って良かった…。

〈次回のテーマに繋がる、重要なストーリー〉
タイトルにも「別れの日」とあるように、CREW GUYSのメンバーとメビウス=ミライの別れを感じさせるストーリーが展開されています。

多くの方もおっしゃっているように、今回のストーリーの見所は何と言っても「正体バレ」。

インペライザーに対し、死を覚悟して戦いに臨むミライは、遂にその正体(=ウルトラマンメビウス)であることを、CREW GUYSのリュウに明かし変身します。

従来のウルトラマンでは最終回にその正体を仲間に明かす、と言う展開がほとんどです。
このパターンが「普通」だった6歳の私は、「メビウス次回で最終回…?」と本気で思ってしまいました。
「正体バレ」=「ウルトラマンは地球を去る」の鉄板の展開の通りになるのか?
これは次回の「約束の炎」にてお話ししたいと思います。

もちろんこの他にもストーリーとして語りたいところはたくさんあります!

第1話から見ていると、ミライが地球のことを理解し、成長していることがうかがえます。
メンバーそれぞれの仕事や、そこに対する思いに尊敬の念を抱き、挨拶して回るミライ。
その際、テッペイのためにカレーライスを覚えて作ったり、コノミの勤務する保育園に出向いたときも、以前と比べ子ども達との接し方にも変化があったりと、彼が地球人の心を理解できてきていることがわかります。

「別れ」を感じさせる中で、こうしたミライの「成長」も隠れながら描くストーリーは、秀逸そのものです。



長々と語ってきましたが、今回はこの辺にしておきます…。
毎度拙い文章で申し訳ないです。

インペライザーとの戦いに敗れたメビウスはどうなったのか?
果たして本当にメビウスは地球を去ってしまうのか?

8/28(金)の第30話「約束の炎」をお楽しみに!

来週も書く意志はあるので、頑張ります!

コメント付きページ

  1. マイブログにリンク&引用、貼らせてもらいました。
    不都合あればお知らせください(削除します)。
    なにとぞ、( `・∀・´)ノヨロシク!

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